加速度センサーやジャイロセンサーはメイカーボードのピン2でしか使えません.その理由はこれらのセンサーがI2Cという通信方法を使うからです.I2CはIDによって個別の通信ができます.そのため,ボタンセンサーなど通常のセンサーと違い,1つのピンで複数のセンサーを同時に使用することができます.ここでは例として2つに分かれたGroveケーブルを用います.このケーブルはSeeed studioで購入できます.また,2つのGroveケーブルを自身で結線しても問題ないです.

2分岐Groveケーブル: https://jp.seeedstudio.com/Grove-Branch-Cable-5PCs-pack.html

その他にはI2C Hubが便利です.

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I2C Hub: https://wiki.seeedstudio.com/Grove-I2C_Hub/

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2分岐したGroveケーブルを2ピンに接続し,分岐した2つのコネクタをジャイロセンサーと加速度センサーにそれぞれ接続します.これで準備はOKです,

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サンプルコードは以下になります.加速度センサーとジャイロセンサーをのブロックを繋げて,0.5秒間隔で値を表示させてみましょう.無事に書き込めたら,メッセージを表示させてみます.ボードからのメッセージの表示方法は↓の記事を参照してください.問題なければメッセージ1と2に加速度センサとジャイロセンサの値が表示されます.

【メッセージング機能】 ボードからパソコンへメッセージを送る

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